求められる対処法
ギャンブル依存症からの脱却で求められる対処法は、根本的な環境を変えることと周囲の協力を得ることです。
一切やらない。1日に使う上限を決める。などのルールを作っても、依存症になっている人の裁量でルールを破れる状況だと大半のケースで失敗します。
ギャンブルをしたくなってもできない環境や、ギャンブルをしたい欲望を持ちにくい環境を作ることが大切です。
家族や友人へ相談する
周囲の協力があればギャンブル依存症から脱却できる確率が大幅に高まります。
カミングアウトするのは恥ずかしいことだと感じるかもしれないですが、損失を広げてから周囲にバレるよりマシです。
本気で依存症から脱却したいのであれば、家族や親しい友人へ相談してみてください。
身近な人に「ギャンブルをしようとしたら止めてくれ」と頼むだけではなく、ギャンブルをしなくても休日・仕事帰りの時間が満たされるように協力を得ることが大切です。
友人であれば、休日にお金を使わない遊び方でなるべく一緒に過ごすようにお願いしてみるとよいでしょう。
重度の依存症であれば、家族からJRAなどへのアクセス制限を申請してもらって、ギャンブルをできない環境を作ることも可能です。参考記事→JRAの取り組み
時間とお金の余裕をなくす
依存症の人は時間に余裕ができるとギャンブルをしたい衝動に駆られてしまう共通点があります。
幅広い対処法を実践しても、時間が余っている根本的な問題を解決できなければ依存症からの脱却が困難です。
これから真剣に依存症からの脱却へ取り組む方は、いつでも手軽にできて比較的お金のかからない趣味を見つけてみてください。
スポーツ系やアウトドア系の健全な趣味のほか、動画配信サイト(Huluなど)に登録して、時間が余ったら海外ドラマを片っ端から見るのもおすすめです。
こうしたギャンブル以外の趣味でも抜け出せない場合は、自ら過酷な環境を用意するとよいでしょう。
主な対処法の事例をご覧ください。
- 休日や仕事終わりにWワークで働く
- 定期貯金をしてギャンブルするお金をなくす
- 競馬の仮想投資で3ヶ月連続10万円勝ちを目指す
- 休日は常にキャンセルできない予定を事前に入れておく
ギャンブルにハマる人は、お金をたくさん貯めたい。もしくは浪費をしたいといった願望を持っています。
時間とお金の余裕をなくすだけではなく、Wワークをしてお金を増やす対処法は効果が大きいです。
普段は節約生活をしているけど、ギャンブルになると財布の紐が緩くなってしまう人は、ギャンブルをしないかわりに最初の1ヶ月は自由に使うお小遣いを増やしてみるのも効果的です。
ギャンブル依存症からの脱却は、時間の余っていることに原因があるのか?それとも将来への不安・物欲なのか問題点を正しく見極めることから始めましょう。